考えたこと2

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相対論がもたらした時空の奇妙な幾何学
アミール・D・アクゼル著 早川文庫

アインシュタインの相対性理論の物語。

前半は彼が相対性理論を考案して、それが証明されるまでの物語。
後半は宇宙が膨張しているということを、どうやって説明するか、宇宙の形はどうなっているのかといった宇宙論。

アインシュタインも人間であり、仲違いや文句をいうこともある。
自分の考えだした理論の証明が、どうしても天文学者しかできない、という焦りがあった。
結局は自分が知らない間に、イギリス人が証明し、それで一躍有名になった。

相対性理論の証明に、皆既日食の観測が役立ったということだ。
太陽のまわりで空間が歪む。
それによって、光がまっすぐ進まない。
だから、皆既日食の時に、太陽のまわりの星は位置がずれて見える。

アインシュタインは運が良かったのだと思う。
彼の数学に対する知識が深かったことと、リーマンというもう一人の天才が、すでに宇宙を表す幾何学を完成していたということが、相対性理論を完成させた。

アインシュタインがいなければ、相対性理論は完成していただろうか。
大概のものは、きっと他の誰かが見つけていただろう、と思えるのだが、アインシュタインは別だ。
未だに人類は宇宙が理解できていなかったのではないかと思う。

宇宙の果てはどうなっているのか。
宇宙の形はどういうものなのか。
膨張し続けている宇宙は、永遠に膨張するのか。
そういう疑問がわいてくる本。

しかし、なぜ宇宙があるのか、ということはわからない。


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