考えたこと2

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問題点は何か
以前研修に行った時、問題は問題点にしないといけない、という講義があった。

問題と問題点の違いは何か?
問題は漠然としていて、問題点はそれが絞り込めている状態だという。

たしかに、これが問題だ、という時には特定していない場合が多い。
「経理部が問題やなあ」というような言葉は、わりと頻繁に発せられているように思う。(経理部は例である)
ただ、「経理部の山田の仕事の遅さが問題や」「経理部長の決断が遅いのが問題や」というような言葉は、よほどの事でないと聞かない。
そういう意味で、問題が問題である間は解決できない。問題点にしないといけない、という事になる。

でも、例を見てわかるように、「問題点にする」という行為はストレスを伴うことが多い。
言うと、どうしても個人名が出る。
それでも、ある程度機動的な組織で、ある程度構成員に組織の目標が徹底されていれば、個人のストレスは軽減される。
大義名分があるからだ。
明確に組織の目的に対して反しているとか、この業務が迅速にできないと目標達成できない、というような議論ができる。
そういう組織は健全だ。

問題を問題点にするための能力は、そんなに高いものではない。
問題意識をちゃんと持っていて、ある程度その組織に長いこといればわかる。(問題意識というのがくせものだが)

だが、ホントに難しいのは、組織の機構上、問題点が明らかにならないケースだ。
どうしたら問題が解決するか、特効薬がない場合。
例えば、教育。

それぞれ、識者の言うことはもっともだ。
地域社会が、親が、先生が、教育委員会が、教員養成システムが、日教組が、監督官庁が、教育課程が、経済原理が…、原因と思われるものはいろいろある。
それぞれ、言うことを聞くと、ごもっともと思う。

だから、一般論では答えが出ない。
それぞれの組織固有の問題点を見つけるしかない。
それは、それぞれの組織で、真剣に考えるしかない。
ボトルネックはどこなのか、ということである。

こういうところは、理念があるだけに難しい。
理念はあっても、それを測るものがないのだ。
こういうのは、非営利法人に多い。
「利益」という測定項目がないからだ。

生徒の満足度はあっても、それはいつのものか?ということもある。
こんな勉強しても仕方ない、と思っていたが、中年になって、ああそうだったのか、という例もあるのだ。
何を言っても、反論できる。
したがって、問題点が明らかにならない。

だから、こういう非営利の機関の問題は根が深い。

なんの話か、わからなくなったが…。




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