考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
略語天国
こちらは、略語の研究本。
藤井青銅という人が書いている。

これはかなり学術的な意味が強く、略語をいろいろなタイプに分けている。
その一つに、犬棒略語というものがある。

これは、「犬も歩けば棒に当たる」という「文章を略す」というパターンの略語。

以下のいずれもがその略語に当たるが、いくつわかるだろうか?

泥縄
やぶへび
棚ぼた
鴨ネギ
どたキャン
なつメロ
あたぼう
あけおめ
ことよろ
メリクリ

一つ目は「泥棒を捕えて縄をなう」。
二つ目は「藪をつついて蛇を出す」。
次は、「棚からぼたもち」。
その次は「鴨がネギをしょって来る」。

これらは、古いことわざだ。
「並んだ漢字からその意味が推測できない」言葉である、と藤井氏は言う。
なるほど。
泥縄は何かが起こってから、用意をするということだが、それはこのことわざの意味だとわかっていないと、理解が難しい。

五つ目は、「土壇場でキャンセル」。
続いて、「懐かしのメロディー」。
その次は、「当たり前だべらぼうめ」

これらは比較的新しい。
あたぼう、はちょっと古いが…。
これらは、ことわざではない。
普通の言葉を略したもの。

最後の3つは更に新しい。

あけましておめでとう。
今年もよろしく。
メリークリスマス。

これらの言葉を見て、顔をしかめる人もいるだろう…、作者もそう書いている。
しかし、それらを責めることはできないのではないか、ということで、泥縄などの例をあげている。

ダメもとやピンキリ、なるはや、なども同じ仲間だとのこと。

チリツモというのは、そのうち出てくるのではないかとのことだが、実際に使っていた。
もちろん、チリも積もれば山となる、というのが意味だ。
小さな要因がたくさん集まって、一つの現象が起こっている、という実験用語だった。

昨日の本はまだ読みやすかったが、こちらはちょっと時間がかかりそうだ。

しかし、日本語は面白い。




| | | 01:04 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/234657
トラックバック