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2011.08.31 Wednesday
夏休みの終わり
今は8月の31日が夏休みの終わりとは限らないらしいが、ぼくらの頃は通常はそうだった。
8月の15日頃からツクツクホウシが鳴き始め、地蔵盆も終わり、あとは始業式を待つだけ、ということになる。 たまった宿題をやらないといけない。 天気の記録などは、最悪だ。 当時はインターネットなどないから、天気がわからない。 毎日つけておけば問題はないのだが…。 読書感想文はわりと得意だった。 毎日のドリルがあるのだが、これも突貫工事になる。 百字ノートなどもあったような気がする。 中学、高校になると、力ずくの宿題が減るのだが、それに代わってもう少し高度な宿題が出る。 チャート式をどこからどこまでとか、古文問題集や英語の読解問題集などがあった。 この年になって、夏休みの終わり方がよくわからなくなった。 どんな気持ちで終わったのか。 これは難しい。 ああ、また学校に行くのか…、というような気持ちだったろうか。 それとも、学校に行くのは楽しみだが、あの先生の顔を見るのがいやだ、という気持ちだったろうか。 もともと部活をやっていて、毎日みたいに行っていた人はまだいい。 そうではないぼくは、一夏が終わり、そしてまた学校が始まるという、そういうサイクルに対して感慨を持っていたはずだ。 それが、学生の夏というものだと思う。 夏が来て、夏が去る。 夏休みがあるから、夏が去るのが特別なのか…。 |
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