考えたこと2

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経済学
亡くなった親父は経済学部を出て、経理畑を歩んだ。

さすがに晩年は人事だの、教育研修だのという部署に行ったようだが、それまでは経理部だった。
だから、定年後は乞われてどこかの繊維会社に、相談役みたいな格好で週に3日くらい行っていた。
ぼくはもう勤めていたが、その時に、経理はつぶしが効く、ということを知った。
経理のない会社は存在しない。

また、うちにはたくさんの経理関係の本があった。
だから、経済学というものに興味はあった。
ケインズという名前は、本の背表紙で知った。
マルクスという名前は、学生運動で知った。
高校の授業で、信用の創造という事を習った。
これは、当時の政治経済の授業で、銀行の役割を説明する、という事だったと思う。
当時は社会といえば、ほとんどの生徒が入試科目では日本史・世界史・地理を選択したので、政治経済の授業は内職の時間だった。
ぼくも社会は日本史を選択したのだが、昔から経済という名前にひかれていて、内職はしていなかった。
結構まじめに勉強したと思う。

会社に入って、経理の研修を受けた。
実務は意外に難しいということを知ったが、面白かった。
ぼくは理系だったので、直接仕事に関係はなかったが…。
それから、経済学の本をいくつか買って読んだ。
経済学というのは、どんなものか、なんのためのものか、そんな本だ。
それがぼくと経済学を結びつけている。

今や経済学は人間学になりつつある。
人間は合理的な行動をする、というのが経済学の前提だったが、それは今は違う。
通販で買ったものを1ヶ月間は返品可能、というような宣伝で、実際にはほとんど返品がないということは、アンカリングという言葉で表される。

経済学はあらゆる人間の行動に関係している。
お金が絡まない行動さえもだ。

それは、人間の行動を促すインセンティブというものを研究しているからだろう。

これはなかなか面白い。



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