考えたこと2

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ながら族
ぼくが小学校、中学校のころ、テレビを見ながら宿題をしていると、「ながら族」だと言われた。
普通に使われていた言葉だと思う。

ながら族という言葉がはやったのはいつ頃だろうか。

http://www.asahi-net.or.jp/~qm4h-iim/k980806.htmによると、「小林信彦『現代〈死語〉ノート』によれば、「ながら族」は1958年の流行語で、テレビやラジオの音楽をききながら勉強をするのが習慣になった若者たちをさすことば。日本医大の木田文夫教授が〈ながら神経症〉と命名したのが広まったといいます。」とのこと。

「現代〈死語〉ノート」なる本が売られているとは知らなかった。早速注文しよう。

それはさておき、1958年というと、ぼくが1歳の時。
まだテレビはないから、ラジオの時代。
その頃にラジオを聞きながら、勉強した若者がたくさんいたのだろう。

ぼくが10代になっても、その言葉は生き残っていた。
テレビを見ながら宿題するのは、ながら族と言われたし、自分でもこれはできない、と後日思った。

でも、ラジオの深夜放送を聞きながら勉強するのは、よくやっていた。
試験前は3時からの走れ歌謡曲を聞いて寝た。

最初はラジオが現れ、それを聞きながら勉強した若者がながら族と言われた。
その次は、テレビだ。
それがぼくらの時代。

その次は、ウォークマンだろう。
ラジオの変形だが、その頃はもう何かをしながら、他のことをするのは当たり前になっていたのではないか。

今はむしろ、何かをしながら、他のことをすることは良いことという風潮もある。

一度にたくさんの情報をハンドリングする、というが評価される。

ストックよりもフローだ。

そういう時代になって、ながら族という言葉は死語になった。

木田文夫教授が生きていたら、驚いていることだろう。


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