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2011.08.04 Thursday
Picasa
Picasaという写真を集めたサイトがある。
Googleのやっているサービスで、これも無料である。 アカウントを取れば、だれでも参加できる。 そこに、自分の撮った写真をアップロードして、みんなで共有することができるサービスだ。 みんなで共有しなくても、別にかまわない。 ただ、みんなで共有できるような写真をアップしてほしい、ということだろう。 旅行の写真とか、宴会の写真とか、結婚式とか、そういうイベントの写真を、参加者の間で共有して見ることができる、という意図である。 便利になったものだ。 写真の概念が変わる。 撮るのはタダだから、何枚でも撮ればいい。 その中から傑作を選んで、それをアップする。 なるほどなあ。 ぼくは使ったことがないし、おそらくぼくの世代ではほとんど使っていないのだと思う。 もしも使っていれば、招待状が来たりして、見ることができるはず。 しかし、若い世代の人は違うだろう。 今の若い人は生まれてから景気のいい時を知らない、ということだが、ものごころついた時からこういうサービスがある、という人でもある。 インターネットが進化して、いろんなサービスがネットに依存して形を変えている。 昔なら、写真を撮って、現像して、写っている人の分だけ焼き増しして、送っていた。 しかし、もうそんなことは要らない。 写真のデーターをPicasaにアップし、メールでURLを送ればよい。 何なら、全世界に公開することもできる。(見るかどうかは別として) あらゆるものが、全世界公開可能、という状況になってきた。 ホームページに始まって、ブログなどの文字ベースのものや、Picasaのような写真ベースのもの、Youtubeのような動画ベースのものなど、どんどん簡単になってきている。 本当に誰でもが、全世界に向けて発信することは可能になった。 それも、数万円のコストでそれができる。 ぼくらは、この時代をどう迎えるべきか。 サービスが先行して、人間の頭がついていっていない。 と思っているのは、ぼくだけなのか…。 ぼくらは、こういう大きな変革期に生きられて、幸せなのかもしれない。 実際に顔と顔を合わせないとダメだった時代から、物理的な距離は関係なくなった時代まで、生きてきた。 レガシーな方法から、モダンな方法へ。 どちらをも知っているぼくらが、レガシーな時代の良さを伝えて、モダンな方法の中に取り込むという仕事ができるかどうか。 それは単なるおせっかいなのか…。 |
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