考えたこと2

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時間というもの その2
職場の人の娘が、なかなか時間がわからないという。
時計は読めるのだが、ある時点からある時点までの時間の量がわからない、ということらしい。
小学校2年になったところ。

今8時17分です、8時からどれだけ経ったでしょう?というのがわからない。
時刻と時間というものが違うということだろう。

8時17分も、8時も読めるのに、その間でどれだけ時間が経ったかがわからない。

何でわからないかが、わからないという。

なるほど。
時間の概念とは、それほど難しいものなのだろう。

8時17分とは、8時から17分経ったものだから、間の時間は17分というのは、時間というものをわかった人がいう言葉。

時刻と時刻の間が、時間になる。
これが意外と難しいことなのだろう。

一度回路ができてしまえば、簡単なことなのだが、その回路を作るのが一苦労。
ぼくらは忘れてしまっているが、何かを数字に置き換えて表すということに、つまづいたことはないだろうか。

そういえば、ぼくは長さでつまづいた。
鉛筆とその横に定規がかいてあり、鉛筆は何センチでしょう?というのがわからなかった。
いったい、どういうことかがわからないのだ。
ものの長さを測るということが、わからなかったのだと思う。

彼女の場合も、おなじではないか。
時刻と時刻の間を測る、という概念がわからないのだろう。

心配しなくても、いつかわかると言った。

人間はそういうふうにして、動物が持っていない概念を取得してきた。
当たり前に思えていることでも、それに人生をかけた人もいたはずだ。

そういうものの積み重ねが今の人類の文化というものだろう。

ということは、幼児は生まれてから現代に追いつくのに、大変な苦労をしているということかもしれない。

それが脳の働きだとすると、やはり脳の能力は無限大ということだろう。
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