考えたこと2

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音波砲
昨日尿路結石のことを書いたが、どうしても石が落ちないときに、手術で石を砕く必要がある。

もちろん、それまでに、尿をたくさん出す薬や、尿路を広げる薬を飲んで、水分をたくさんとって出す努力をするのだが、それでもどうしようもないときは手術になる。
十数年前に一度そういう状態になって、入院した。

入院前に麻酔の検査をして、入院初日に脊椎に麻酔薬を入れるための注射を行った。
これは針と管をセットしておくという処置。
別に手術の直前でもよいのだが、麻酔科と泌尿器科の連携の問題だろう。
針がひっついたまま2日ほど過ごすのがうっとうしい。

いよいよ手術当日、部屋に案内される。
背中が空いたいすに腰をかけ、ヘッドフォンをもらう。
背中には液体の入った風船のようなものが膨らんできて、ちょうど当たるようにする。
ヘッドフォンは音が聞こえるわけではなく、防音のためだ。
なぜ防音かというと、石を砕くために音波をつかうのだ。
体内と同じような密度のにするために、液体を入れた風船のようなものを当てる。
密度が変わると、狙いが難しいのだろう。

その状態で麻酔を入れ、医師が室外のコントロール室に出て、そこでスタート。

「ドン」という音とともに、背中をパンチされたような鈍い痛みが走る。
音波というから、それほどでもないと思っていたが、あまりの痛さにびっくりした。
何発か打って、様子を見に医師が入ってくる。
痛みがひどいので、麻酔をお代わりして、それからボーッとしたがそれでもかなり痛かった。

何百発か打って、終わりになった。
麻酔が効いているので、ベッドに乗って帰る。
それから1日、茶漉しで尿をこすという作業をする。
最初の尿は血で真っ赤だった。

翌日検査をすると、音波が石に当たったとたん、砕けたのは砕けたが、腎臓側にとんでしまって完全に粉砕はできなかったとの事。
明日もう一回やりますか?と聞かれて、やめときます、と即答。
石は砕けて小さくなったので、そのうち出るだろうと思った。

あの手術は大変だ。
音波砲でめったやたらと撃つ。
レントゲンでだいたいの位置を確認しておき、そのあたりを撃ちまくるという方法。

今はどうなっているか知らないが、あの手術はちょっと…。

いくらなんでも、もうちょっとマシになっているだろうが…。



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