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2011.04.16 Saturday
桜のころ
ようやく桜が咲いた。
ぼくの回りの桜は、ちょっと咲くのが遅いらしい。 今年はいつもより遅かった。 桜が遅いと、春が来るのも遅い。 高速を通って毎朝通っているのだが、その途中川沿いに桜が見える。 桜色の道が、ずっと続いている。 何度も書くが、毎年桜を見るとあと何回桜を見ることができるのだろう、と思う。 毎年のことだが、なぜか桜を見ると、もののあわれを感じるのだろう。 長いこと咲いている花もあるのに、桜はなぜあんなに短時間で散ってしまうのだろうか。 散り急ぐという言葉は桜のためにある。 もしも遺伝子が解析され、桜の木を改良して、花が長持ちするようになったとしたら、どうだろうか。 日本人はそれを認めるだろうか。 もちろん、桜とは呼ばないだろう。 桜はあのはかなさが命なのだ。 今年ももう散るときが来る。 桜のころは短い。 |
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