考えたこと2

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名刺交換
名刺という紙切れが、意味を持つのが勤め人の世界。

だから、偽の名刺でだまされたりする人がいる。
あんな紙切れを出して、それで本人確認もせず、信じるのかと驚いてしまう。

もちろん、名刺を出す場所や状況を充分考慮して判断するのだが…。
飛び込みで訪問され、資料も出し、こういうものです、と言われると信じてしまう場合もあるだろう。

ことほどさように、勤め人の世界では、名刺を交換するというのは重要ということになっている。

ぼくは、あまり名刺交換というのが好きではない。
仕事を変わってから、名刺交換会というものがあるのを知った。
これは広い会場で、名刺交換をしあうというイベント。
その前に講演会があったり、シンポジウムがあったりする。

まったく見知らぬ人と名刺交換をして、何になるのだろう。
名刺交換をしたら、知っているということになるのか。
名乗って、交換するだけの話。

実際には、名前を覚えたり、覚えてもらったりするほど何度も一緒に仕事をして、それなりに商売の話もして、初めて知り合いになる。

また、名刺交換していない人でも、仕事を頼もうということなら、いきなり連絡したらいいと思う。
それなりに誠意をつくして説明すれば、話は聞いてもらえるだろう。
その顔つなぎのために、事前に名刺交換しておこう、というのがわからない。

西洋人と名刺交換をすると、面白い。
彼らは、名刺交換というイベントがどれだけ日本では大事にされるかということを習っている。
そのため、名刺をもらう時にはちゃんと両手でもらい、相手に読めるように両手で出す。
その時に、お辞儀をすることも習っているのだろう。

だが、心のなかでは「面白い風習だ」と思っている。
中には片手で差し出すヤツもいる。
向きもバラバラだったりする。
それでいいのだ。

ドラマの中の探偵が、「もし何か思い出したら、ここに電話してくれ」と言って、名刺を渡す。
手渡すときもあれば、相手のポケットに入れる場合もあったりする。
名刺はその程度のもの、という認識がある。
It's my card.

その名残か、日本の携帯には赤外線の通信で名刺交換するという機能がある。

iphoneにはなく、日本製のスマートフォンに赤外線をつけているものがあるのは、そのせいだろう。

たとえ、みんなスマートフォンになっても、名刺交換というイベントは日本からなくならないと思う。
お互い、スマートフォンを付き合わせて、データーを交換し、画面に表示された情報を見て、交換成立となるのだ
そんな時代がもうすぐ来るだろう。

もし名刺交換がなくなるとしたら、会場の人のデーターを一斉に転送しあうような仕組みを作った時だろう。

しかし、それでは顔もわからないし、意味がない。

だから、名刺交換は続く。

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