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2011.03.12 Saturday
チャイナシンドローム
今の十代、二十代は、チャイナシンドロームという映画を知らない。
ジェーン・フォンダとジャック・レモンが出ていた。1979年の映画。 映画館で見たわけではないが、当時テレビで放映された。 "You are contaminated." というランプがついて、それが被爆という意味だった。 原子炉の事故を暴くというストーリーだったと思う。 チャイナシンドロームとは、炉心溶融が起こり、高温でそれが地中に沈み、そしてそのまま裏側の中国まで行ってしまう、ということ。 これは冗談だが、実際原子炉で事故が起こり、核分裂を制御できなくなると、そういうことが起こりかねないということだ。 ぼくは、30代の頃、原子力発電をするべきだと思っていた。 実際にチェルノブイリの事故などがあっても、日本では安全だと思っていた。 石油に頼ることなく、エネルギーを満たすことができるというリクツだ。 しかし、動燃事故があってから、その考えは変わった。 あまりに杜撰な処理。いい加減としか言いようがない。 放射能は、人間が扱えるほど簡単なものではない。 核分裂は危なすぎる。 人間はそれほど賢くないのだ。 だから、原子力発電はやめて、風力や太陽光にするべきだと思う。 国が原子力関係の予算を取っているから、やめられないのだろう。 それをエコエネルギーに変えるべきだ。 いつかは起こってもおかしくない、原発の事故。 福島でいまそれが起こっている。 何がどうなっているのか、わからないが、核分裂がとまらなくなって温度があがり、それを冷やすことができない、という状況。 自衛隊が出動しているらしいが、チェルノブイリなみの被爆がすでに起こっているのかもしれない。 そうなっていないことを願うが…。 |
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