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2011.02.14 Monday
分数の計算
分数の計算は難しい。
足し算や引き算をするときには、通分をしないといけない。 分母が同じでなければ、足したり引いたりできない。 掛け算をするときには、約分をしないといけないし、割り算をするときには割る数を分子・分母を逆にしないといけない。 まだ分母が同じでなければ足したり引いたりできないのは、理解できる。 掛け算も分子分母をかけあわせるということで、理解できる。 意味がわからないのは割り算だ。 1/2で割るということは、分子・分母を入れ替えた、2/1(=2)をかけるということであり、これの意味はどういうことだろう? 単に割り算は掛け算の反対だから、分子と分母をいえれかえるというのか。 ぼくはそういうふうに覚えた。 1/2で割るということは、2をかけることと同じ。 こういうふうに覚えれば、その後問題なくいける。 しかし、本当に1/2で割るということはどういうことか、と考えると難しくなる。 小数にして、0.5で割るという事にしても同じことだ。 0.5で割るとはどういうことか? 3/4で割ることは4/3をかけることと同じ、というふうに割り切って覚えられるか?ということだ。 何も考えず、逆にしてかける、と覚えられれば何もなく通り過ぎる。 しかし、その意味はどういうことか、と考えると難しい。 このわからなさを我慢してやる、という能力がえらいのか、それとも、意味がわからないことはできない、と考えて、納得のいく答えを求めること(これはなかなか得られない)がえらいのか、これは難しい。 とりあえず、我慢してやる派が世の中では強い。 しかし、納得のいく答えを求める派も、それなりにえらいだろう。 しかし、しかしである。 20歳になっても、納得のいく答えが求められずに、分数がわからない、という人になってはいけない。 |
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