考えたこと2

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大学生のアルバイト
大学生のアルバイト率はどれくらいか知っていますか?
大体8割程度だと思っていたら、やっぱりそうだった。

http://www.garbagenews.net/archives/1313326.html
全国の大学生は280万人。
したがって、8割とすると220万人くらいがアルバイトをしている。

さらに、アルバイトの職種はぼくらの時代とは違っている。
上記サイトによると、

・家庭教師の比率は年々減少
・軽労働の比率は年々増加
・事務の比率も少しずつだが減少

前にも書いたが、IT化が進み、今までスキルを要していた仕事が誰でもできる仕事になり、そのおかげで大学生のアルバイトが増えたのだ。
コンビニや外食チェーン、居酒屋など、夜遅い仕事は本来時給が高いのだが、それを大学生が補っている。
人件費を抑えたい小売業などにとっては、大変うれしい労働力だろう。
ピザ屋の配達や実際に調理する人もアルバイトのところが多いらしい。
そういう店は、アルバイトを使うのにも工夫している。
巧みに、彼らのインセンティブを引き出しているのだ。

見習いから普通、そしてチーフなどというように、能力や職歴に応じて地位が上がるようになっている。
マニュアルを覚え、その上でマニュアルに載っていない事への対応もできると、かなり上の地位になる。
もちろん、時給も上がるのだが、店にとってはしれている。しょせん、アルバイトだ。
しかし、アルバイトでありながら、かなりの仕事をこなしてくれるのだから、それはうれしいだろう。
コンビニなら、発注を任されたりするらしい。

もちろん、220万人が全員フルタイムのアルバイトをしているわけではない。
曜日やシフトによって動いている。大学生だから、授業にも出ないといけない。
しかし、少なく見積もっても、50万人分のフルタイムワーカーの仕事はこなしているのではないか。
高校生も入れると、もっとたくさんのフルタイムワーカーの仕事がアルバイトに置き換わっている。

一方で、大学生の就職が危機的状況であるという。
外国人を雇う方が効率がいい、という企業も出てきた。
社内公用語を英語にしたところもある。
どんどんハードルは上がっているのだ。
そして、それに日本の大学生はついていけていない。

しかし、この50万人分の仕事はどうなっているのか。
彼らは自分で自分の首を絞めているのではないか。
自分たちで安い労働力を提供し、就職の機会を減らしている。
将来の年金や保険の危機を生んでいるとも言える。

ぼくは、大学生のアルバイトを禁止する法律を作ったらいいと思う。
もちろん、やらないと困る人はやればいい。
しかし、原則的に禁止すべきだろう。

それによって、彼らは暇になる。
大学時代は暇なものだし、ある意味で、そうでなければいけないものだと思う。
そうすれば、何かをするだろう。
何かをすることで、何かを得ることができる。
その何かが未来に役立つものだと思う。

やりたいことや「自分」など、探して見つかるものではない。
自分で作るものだ。
そして、それはとにかく「何か」をやらないとはじまらない。

それをやることができるのが、大学時代だと思う。

貴重な時間を、自分たちの首を絞めて、アルバイトなどにかまけていては、もったいないぞ…。



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