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2010.12.31 Friday
冬休み
昨日あたりから、会社も休みのところが多いだろう。
冬休み、ということになる。 だいたい、29日から4日あたりが多いのかな。 約1週間の休みである。 1週間だが、間に正月が入る。 年が暮れて、明けるという儀式。 初詣や年賀状、お雑煮、おせち、お年玉など、子供の頃は楽しみだった。 おそらく、正月がなければ、冬休みはなかっただろう。 実際、西洋ではクリスマス休みはあるが、新年は元旦だけが休日というところも多いと聞く。 東洋では、年が明けるということがめでたいこと、という思想があるのだろう。 しかし、なぜ、年が明けることがめでたいのか。 神道にそんな考え方はないと思う。 では逆に、もしも正月がなかったら、どうしていただろう。 日本のように四季がはっきりしているところでは、どうしても1年が繰り返されるという意識ができる。 桜は1年に一度しか咲かない。 蝉も1年に一度地中から出てきて鳴く。 ツバメが飛んできて、また南に帰ってゆく。 稲が実り、収穫がある。 そうなると人間は節目が必要になってくる。 時間がただ、のんべんだらりと一直線に過ぎていくというのは、耐えられないのではないか。 だから、暦ができ、農作業を休める時期を正月にした。 そんな風に考えると、納得がいく。 旧暦と新暦で2ヶ月ほどの誤差があるとはいえ、北半球ではだいたいこの冬の時期が新年ということだ。 南半球の人たちには悪いが、多数決でこの時期になったのではないか。 |
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