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2010.12.27 Monday
言葉にすることの意味
人の頭の中はカオスの状態だ。
秩序だってはいない。 いろんな事が同時にわいて出て、また消える。 その回路がどうなっているか、わからない。 ひとつの事を考えているようでも、実際にはそれに関係したことも、関係していないことも考えている。 思い浮かぶことも一通りではない。 何も考えていないようでも、頭の中はいろんなことを考えている。 意識しようが、しようまいが、脳は休まない。 そういう中で、一つの考えをまとめるにはどうすればよいか。 それが書くことだろう。 書かなければ、まとまらない。 浮かんでは消えていく思いの断片をつなぎ合わせ、そして記録すること。 それが言葉にすることの意味だ。 経験上、何度も、あれ?という状況を迎えたことがある。 これについて、何か考えていたのだが、それは何だったか?ということだ。 たしかに、考えていたことは明確に覚えている。 しかし、何を考えていたのかが思い出せない。 そんなこと、どうせしょうもない事だったんだろう、と思っていると、ふと思い出してこれは大事だ、と思ったりもする。 また、書いているうちに、それを思い出すこともある。 人間の頭の中は、同時並行でいろんな事を考えることができる。 そう意識していなくても、実際にはそうだ。 その思いを記録するために、言葉にする。 言葉にすること以外の方法では、それは無理だ。 それが言葉にすることの意味だろう。 |
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