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2010.12.02 Thursday
ブラウン管
Wikipediaによると、ドイツの物理学者であるブラウン博士が発明したのが「ブラウン管」。
ノーベル物理学賞ももらっている。 これは、本当にたくさん使われている。 世界中でどれくらいのブラウン管が製造されただろうか。 日本でもテレビだけで一家に一台以上ある。 国民の72%という普及率だから、尋常ではない。 世帯ではなく、国民の72%だ。 一億いたら、7200万台。 ブラウン管は真空管の一種でもあるので、当然中は真空である。 だから、割れたらすごいことになる。 一種の爆発と言っていい。 100年ほどかけて、ブラウン管は進歩してきた。 最初はモノクロだったが、カラー化され、いろんな技術がつぎ込まれた。 曲面のブラウン管が平面になったのが、トリニトロン管。 真空管で、底が平面というのはすごい技術だ。 これが最後のブラウン管になって、2007年に生産終了した。 薄型テレビが主流になったからだ。 また、一般的にはブラウン管には高い電圧がかかり、電子線も扱うことから、いろいろなノウハウや特許もあった。 電子線の漏れを防ぐために、鉛が使われているらしい。 部品には、今話題のレア・アースも使われている。 今の日本中のブラウン管はどうなるのだろうか。 リサイクルの手順は決まっているようだが、膨大な量のブラウン管はどうなるのだろうか。 本気でリサイクルについて考えなけれいけないだろうなあ。 それが儲けになるようなビジネスにならないと…。 |
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