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2010.11.20 Saturday
はやぶさの快挙
ニュースで、はやぶさが3億キロ離れた小惑星イトカワの物質を持って帰る、という快挙を成し遂げたと言っていた。
これはすごいことだ。 打ち上げてから7年。 7年間とりあえず壊れずに飛びつづけた、ということ。 これはすごい。 イトカワの大きさは、長さ540メートル、直径は最大約300メートルという。 行って帰って7年だから、まあ、片道3年半かかったとしよう。 もちろん、その間に、イトカワは動いている。 そんなところに着陸したということがすごい。 たった540メートルしかない大きさ。 道のりの3億キロで割ると、0.0000000018という値。 要は、ピンポイントで着陸したということ。 それで、そこから帰ってきたというのもすごいことだ。 もちろん、今度は地球が動いている。 動いているものから動いているものへの移動。 計算で場所を予測しながら飛んできたということか。 そして、オーストラリアの砂漠にカプセルが下りた。 快挙である。 えらいもんやなあ。 また、そのカプセルの中身を分析すると、イトカワのものだ、という。 持って帰ってきた、ということもすごいが、どうしてそれがイトカワのものだということが、わかるのか?ということもすごい。 これで、太陽系の誕生のなぞがわかるかもしれないという。 なぜ、これで太陽系誕生のなぞがわかるのか?ということもすごい。 すごいづくしのはやぶさ帰還。 しかし、財政危機が続いており、予算は苦しく、多くの若い人に職がない状況の日本。 国家予算の全部をつぎ込んでも、何年もかかるほどの借金がある。 それでも、はやぶさ2号を飛ばすことができるのか。 宇宙はロマンだ。 ロマンは金にならない。 太陽系の起源がわかったところで何の役に立つのか、という意見はもっともだ。 まあ、衛星ビジネスの役に立つというメリットはあるが…。 そういうものがあるから、やるのだ、というリクツはロマンではない。 一方、ロマンであるからこそ、たくさんの人たちに夢と希望を与えることができる。 これを見て新たなノーベル賞受賞者が出てくるかもしれない。 そんなことを考える。 ま、とにかく、めでたい。 |
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