考えたこと2

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スーパー堤防
ネーミングが面白い。スーパー堤防。

全く知らなかったが、これは普通の堤防よりも大きなもので、3万2千年に一度の大雨に耐えられるというものらしい。
これはすごい。

3万2先年前というと、石器時代である。
中国3千年の歴史というが、これは壮大な計画だ。
一桁違う。

したがって、作るのにも時間がかかり、今のペースで行くと淀川の場合は400年かかるらしい。
これもすごい。
日本人が400年も先のことを考えるような国民だったのか。

もちろん、お金もかかる。
だから事業仕分けで引っかかった。

それにしても、お役所仕事というのはここまですごいとは思わなかった。

何年か前に、バルセロナで何かの建物を建てており、その完成年度が何十年か先というので、たいしたものだ、という議論があった。
しかし、そんなものはたいしたことがない、というレベル。

何せ3万2千年に一度の大雨にそなえて、400年かけて堤防を作る、という事業である。
スケールが違う。

ただ、バルセロナの場合は、みんながそれを作っていることを知っており、生きている間に完成しないとしても、これが文化だと思っている。
日本の場合は、みんながそんなものを作っているとは知らず、生きている間に完成しようが、しよまいが、喜んでいるのは役所と請け負い業者だけ、という状況。

この差はとてつもなく大きい。

本気で作る気だったのだろうか。
石器時代から今までで一度の確率の大雨。
たしかに、そういう雨も降るときがある。
それが明日かもしれないし、3万年先かもわからない。

その対策が400年かけて作るスーパー堤防。

あまりのスケールの大きさに、驚くしかない。

本気だったとしたら、これはすごい。






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