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2010.10.07 Thursday
CDレンタル
先日、半額のクーポンが来たということで、次男と一緒にTUTAYAに行った。
CD1枚が120円で借りられる。 半額という言葉につられて、6枚も借りてしまった。 このごろは新しい曲をあまり聞かない。 昔の曲が多い。 そんなわけで、昔の曲のカバーアルバムを主体に借りた。 Essential lifeというシリーズもののアルバム。 全部カバー曲ばかり。 ちょっとけだるい女性ボーカルで、聞き覚えのある曲をやっている。 こういうのが、一番よい。 それと、Canaryというボサノバのシリーズもの。 こちらは、洋楽のカバーだ。 懐かしい曲が、こちらもけだるい女性ボーカルで歌われる。 あと1枚、ジプシーキングスを借りた。 これは鬼平犯科帳の後テーマになっている、Inspirationというインストものが入っているベスト盤。 このジプシーたちのバンドはフランス生まれ。 スペイン語で歌っているのだろうか。 フラメンコ風のガットギターのリズムギターと、ナイロン弦らしい丸い響きのリードギター、しぼるような声…、なんとも哀愁がある。 しかし、その日に返すという借り方なら、1枚120円。 新品のCD1枚がだいたい2400円くらいだから、20枚借りられる。 どないなっとんねんという感じ。 こんな状況なら、音楽も使い捨てになるはずだ。 ipod世代の人たちは、買うCDと借りるCDはどう区別しているのだろう。 1曲いくら、というitunesの利用者たちにとっては、文字通り音楽はデーターだ。 その分、デビューの敷居が低くなった。 誰もが音楽をやり、自分の音楽を発表できる。 でも、ぼくらの世代には、どうもありがたみがない。 音楽はあがめるもの、ありがたいものだった。 LPレコードを買ってきて、ジャケットを眺めながらレコード盤を取り出し、ターンテーブルの上にうやうやしく置いて、針を落とすときの緊張感。 あの感覚がなくなった。 これでいいのか、という気に時々なる。 |
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