考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
CDレンタル
先日、半額のクーポンが来たということで、次男と一緒にTUTAYAに行った。

CD1枚が120円で借りられる。
半額という言葉につられて、6枚も借りてしまった。

このごろは新しい曲をあまり聞かない。
昔の曲が多い。
そんなわけで、昔の曲のカバーアルバムを主体に借りた。
Essential lifeというシリーズもののアルバム。
全部カバー曲ばかり。
ちょっとけだるい女性ボーカルで、聞き覚えのある曲をやっている。
こういうのが、一番よい。

それと、Canaryというボサノバのシリーズもの。
こちらは、洋楽のカバーだ。
懐かしい曲が、こちらもけだるい女性ボーカルで歌われる。

あと1枚、ジプシーキングスを借りた。
これは鬼平犯科帳の後テーマになっている、Inspirationというインストものが入っているベスト盤。

このジプシーたちのバンドはフランス生まれ。
スペイン語で歌っているのだろうか。
フラメンコ風のガットギターのリズムギターと、ナイロン弦らしい丸い響きのリードギター、しぼるような声…、なんとも哀愁がある。

しかし、その日に返すという借り方なら、1枚120円。
新品のCD1枚がだいたい2400円くらいだから、20枚借りられる。

どないなっとんねんという感じ。

こんな状況なら、音楽も使い捨てになるはずだ。
ipod世代の人たちは、買うCDと借りるCDはどう区別しているのだろう。

1曲いくら、というitunesの利用者たちにとっては、文字通り音楽はデーターだ。

その分、デビューの敷居が低くなった。
誰もが音楽をやり、自分の音楽を発表できる。

でも、ぼくらの世代には、どうもありがたみがない。
音楽はあがめるもの、ありがたいものだった。

LPレコードを買ってきて、ジャケットを眺めながらレコード盤を取り出し、ターンテーブルの上にうやうやしく置いて、針を落とすときの緊張感。

あの感覚がなくなった。

これでいいのか、という気に時々なる。


| | 考えたこと | 21:16 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/234333
トラックバック