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2010.09.25 Saturday
今年の文化祭
今年の次男の文化祭は、仮設校舎。
学校の建て替えで、2年間そういう状態が続く。 ウチの次男はその学年にあたり、仮設校舎で2年暮らして、卒業。 新しい校舎に入ることはできない。 不運な学年といえば、そうだろう。 しかし、そういう状況の中で自分たちが楽しみ、お客さんも楽しませるということを考えられる学年でもある。 今年も古本市に行った。 さすがに本は少なかったが、中にいいのが一冊あったので購入。 ハードカバーで200円だった。 狭くなったので、模擬店も少ない。 焼きそばの店には長蛇の列ができていた。 それでも、みんな生き生きとして頑張っていた。 次男が出演するライブを見に行ったら、最初は客が少なかったが、最後はかなり生徒が集まってきていた。 ぼくには何の曲かわからないが、とにかくやたらうるい音楽だった。 まあ、あんなのもアリだろう。 その学校の校訓(というのかどうかはわからない)は、Man for othersという。 彼らの学年はMan for othersを地でいくことになる。 自分たちは、仮設校舎で、新しい人たちは新校舎。 2年間の仮設暮らしを経て、卒業。 そんな経験はなかなかできない。 それだから、損をしたということもない。 卒業式のときに、みんなはどう思うのだろうか。 Man for others. 有名なMITが授業内容をインターネットで公開するとき、いったい学校とはなにか?という議論があったという。 授業内容であろうか…、それはNoだ。 MITという場所に、MITの先生とMITの生徒が集まっている、そのことが学校の値打ちだという。 授業内容など、公開して使ってもらおう、というのが結論。 その場所に、その先生とその生徒が集う…、これが学校の価値。 建物は二の次なのだ。 もちろん、そこに集う先生と生徒は志を持っていないといけない。 それがMan for others。 あと1年半、そのことに気づく先生や生徒がどれくらいいいるのだろう。 明日もまた文化祭に行く。 |
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