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2010.08.19 Thursday
草野球
小学校の4年くらいまでは、近くに原っぱがあった。
原っぱというのは、空き地のことだ。 誰かの土地なのだろうが、その頃はほったらかしにしていて、柵もしていなかった。 万事おおらかだったのだ。 そこで、野球をするのが日課だった。 野球ができたのだ! これはすごい。 何がすごいかというと、野球は最低でも8人くらい集まらないとゲームはできない。 まあ、8人ではピッチャー、キャッチャー、野手2人となるが、できなくはない。 チーム対抗ではなく、誰かが打って、他が守るということなら、7人くらいいればできる。 それが毎日できたのが、ぼくらが小学校の頃。 昭和40年代の前半。 バットとミットを持って、原っぱに行く。 近所の原っぱで野球をする。もちろん、軟球。 あの当時は、ボールを追いかける事ができた。 もちろん、今ではできない。 そんな友だちがいたのだ。 ウチの子どもたちを見ていると、せいぜい数人で遊ぶ。 もちろん、中学、高校になるとクラブ活動などでは大勢だが、それでも家に来る友達は5〜6人だ。 小学校のころは、本当に少なかった。 とても野球などできない。 野球をやる場所もない。 もう原っぱがないのだ。 野球をしようとすると、学校のグラウンドの休日開放くらいしかない。 日曜日は、少年野球チームとサッカーチームの取り合いらしい。 そういうチームに入らないと、野球やサッカーができない。 何かおかしいのではないか。 仕方ない事とはいえ、ぼくはそう思う。 |
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