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2010.08.04 Wednesday
インサイト
インサイトが苦戦しているらしい。
国内ではプリウスが圧勝とのこと。 もちろん、ハイブリッド車の売り上げである。 エコカー減税やトヨタの対応がうまくて、プリウスが強いらしい。 プリウスの方が値段は高いと思うのだが…。 IMAというホンダの方式には特徴がある。 常にエンジンが動いている、ということだ。 (アイドリング時はストップするらしい) つまり、普通のクルマに近い。 その分、電気自動車の感じがなく、プリウスが売れているのだろう。 ホンダのシステムは単純なのだ。(単純だから簡単というわけではない) モーターはエンジンのアシスト用、と割り切っている。 それで、プリウスにちょっと燃費は負けているが、車重は軽く、高速側の燃費は有利になる。 ということは、高速をよく走る人はインサイトがいい、ということになる。 そのような特徴を知って、ユーザーは選んでいるのかどうかはわからないが…。 インサイトで思い出した事がある。 バブルの頃、四輪操舵というのが流行った。 ハンドルを切ったら、前の車輪だけでなく、後ろの車輪も動くというシステム。 多くの会社がコンピューターで制御して、走行速度や前輪の操舵角に応じて、後輪の操舵を前輪と同じ向きに切るか、反対向きに切るかという事をした。 ところが、ホンダははやりのコンピューターではなく、メカニカルな四輪操舵を出してきた。 プレリュードだったと思う。 メカニカルというのは、機械で動かすということだ。 ホンダは直接的な動きを重視していると思う。 間にコンピューターが入って、速度の判断や前輪の操舵角の判断をしていると、何となく「紙がはさまった」ような感じになる。 そうではなく、ホンダはダイレクトな感覚を追求しているのだ。 そういうものが、インサイトのスピリットだと思う。 ダイレクト感というやつだ。 プリウスの、アクセルやブレーキを踏んだときに、「紙がはさまった」ようなコンピューターの判断が気持ち悪いのだ。 がんばれ、インサイト! (プリウスもインサイトも実際に乗ったことがなく、違っていたらごめんなさい。) |
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