考えたこと2

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3Cの時代
朝のドラマでは時代が進み、「3Cの時代」が来た。

第一次の電化製品は「三種の神器」と言われていた。
1950年代後半。昭和でいうと25年くらいからになる。
普及にだいぶ時間がかかった。

冷蔵庫、洗濯機、白黒テレビ。
今は当たり前になっているが、そのころは誰もが購入を夢見た時代だった。
友達の家にテレビが来て、見せてもらいに行ったのが昭和36年。
普及にだいぶ時間がかかった。
当時の我が家のテレビデビューは昭和37年あたりだと思う。

3Cの時代は昭和42年あたりから始まる。
Car、Cooler、Color TVの頭文字を取って3Cと言われた。

平成の人には想像できないと思うが、昭和のぼくは3Cの時代は知っている。
ちょうど小学校高学年のころ。

ウチは両親がクルマに乗らなかったので、クルマが来たのはぼくが免許を取ってからだった。

クーラーは両親の部屋につけたのが、いつ頃だろう?
ぼくが高校のころか?
昭和40年代の終わり頃だと思う。
当時の夏は今ほど暑くなかった。
アスファルト舗装も少なかったし、今みたいにどんな店でもクーラーをつけているわけではなかったし、緑も今より多かった。
だから、夏は窓を開ければマシだった。
事情があって窓が開けられなければ、窓のところに取り付ける換気扇があった。
ウチもそれをつけていた。懐かしい。

カラーテレビは中学の時だったと思う。
ジャングル大帝のエンディングで、紅色の鳥がジャングルの上をたくさん飛んでいくアニメーションがきれいだった。

あのカラー画面は、時代の明るさを表していたのだろう。

誰もがほしいものがあって、それをいつかは手に入れることができた。

翻って、現在はどうか。
当時より確実に世の中は豊かになった。
クルマもクーラーもカラーテレビも世の中にあふれている。
しかし、イギリスで、国民の幸福度を調査した結果によると、日本は90位だという。
データーの信憑性は明らかではないが、上位の国はデンマークやスイス、オーストリア、バハマなど。

結局、モノの豊かさは本当の豊かさにはつながらない。
あれもほしい、これもほしい…、無限の欲望にとりつかれたら、それは不幸だ。
また、近所に金持ちがいて、あんなふうになりたい、と望む姿はやっぱり不幸だろう。

日本の経済成長が右肩上がりではない今、本当に幸せについて考えるべき時が来ているのかもしれない。

我唯足知、我ただ足るを知る。

なかなかそういう境地には行けない。




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