考えたこと2

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老け役
朝のドラマで、竹下景子が水木しげるの母親役で、老け役をやっている。

なかなか堂に入っていて、立派なものだ。
それでも、老け役に徹するのなら、もう少し化粧も工夫したらいいと思うのだが、そこはやはり娘役の名残かと思う。

実際の年が56歳だから、そのままの年を演じている感じだ。

貸本屋の女主人で一緒に出ていた松坂慶子が57歳。
松坂はまだ老け役をやる気はないと思う。
かわいさと翳りを持った中年の主婦を好演した。

女優が老け役をやる、というのは決断がいるだろう。

女優として長くいるためには、いつかは老け役をやらないといけない。

老け役をやらなかった女優というと、浅丘ルリ子や十朱幸代が思い浮かぶ。
実際、二人ともきれいだったが、やっぱり限度があるなあ。

若尾文子などは、上手に老け役をやった。
自分で選び、料亭の女将とか、ナントカ夫人とか、きれいな役をやったと思う。

しかし、竹下景子の老け役は、本当に老け役だ。
風邪薬のCMなどでは、まだまだきれいなお母さん役ができそうだが、それは選ばなかった。

女優だから、誰しもきれいな役をやりたいだろう。
しかし、容貌が衰えていくのは、止められない。
どこかで、折り合いをつけないといけない。

竹下景子は、ムリをしないで、女優というキャリアの舵を切った。
この役、ちょうど良かったのかもしれない。

いつか、こういう役のオファーが来る時があるのだろう。
そこが思案のしどころだ。

人それぞれ、そこで決断する。

これが、人生の分かれ道。



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