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2010.06.20 Sunday
サイファイ
こないだ字幕のテレビを見ていたら、SFという文字があった。
言葉では、サイファイと言っていたので、エスエフが和製英語だとわかった。 エスエフはサイエンス・フィクションの略語で、てっきり海外でもそうかと思っていた。 でも、本当はSci-fiと略し、サイファイと発音するのが正解。 初めて知った。 SF小説は空想科学小説と訳すのが一般的だが、定義は難しいらしい。 科学小説やファンタジー、後にはいろんな小説が書かれた。 日本ではSF作家が書けば、SF小説になった感がある。 光瀬龍の時代劇は、完全な時代劇だったと思う。 でも、SFの棚に置いてあった。 ジュール・ヴェルヌの海底二万里は、映画も見たし、本も読んだ。 あれがSF小説の創世記と呼ばれるらしい。 アシモフのロボット3原則というのもあった。 SFという言葉を知ったのは、マンガだった。 鉄腕アトムや鉄人28号、スーパージェッターなどのマンガはSFマンガだった。 日本のエスエフ作家というと、星新一、小松左京、平井和正、光瀬龍、眉村卓、筒井康隆、豊田有恒などを思い出す。 ぼくが知っている作家たち。 70年代は日本のSF小説の黄金期だったと思う。 今はSFといっても、空想科学小説という感じではない。 SFというジャンル自体が消えてしまった感じだ。 科学が進み、これから先科学が進歩しても、あまりいいことがないぞ、という感覚が出てきた。 そして、進歩が無条件にいい、とも思えなくなってきた。 そんな気持ちがSFを廃れさせたのかもしれない。 でも、映画の中ではまだ使われているようだ。 SFではなく、サイファイか。 これからは、Sci-fiと言おう。 |
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