考えたこと2

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7mm方眼紙
7mm方眼紙には馴染みがある。

前に勤めていた会社では、薄手の7mm方眼紙が標準だった。
技術系の標準だ。営業部門や管理部門は使っていなかったと思う。
コクヨの7mm方眼紙。

今の人はなぜ薄手なのか、わからないだろう。
というか、薄手、厚手の区別がわからないかもしれない。

ぼくらの20代の頃は、薄手か厚手かというのは大きな意味があった。
報告書は原則として薄手用紙を使う。
なぜか?何部も配布するからだ。
たくさんコピーをとるものは、原紙が薄手でないといけない。

当時、まだ青焼きコピーだった、というのがその理由。
青焼きというのは、原紙の下に感光紙を重ねて、それでコピー機に通す機械。
いろんなタイプがあった。
一番最後の機種は、たしか現像液が不要になったような気がする。
普及型の機械は、一枚ずつ原紙と感光紙を重ねて、機械に通すというタイプだった。
現像液が機械の横にセットできるようになっていた。
感光した結果、青い色になるので青焼きコピーと呼んでいた。

なぜ、そんな不便なものが流行ったのか。
今のコピー機が高かったからだ。
当時、ゼロックスしかカーボンコピー機を作っていなかった。
特許があって、今のように日本のメーカーが作ることはできなかったからだ。

その特許が切れて、カーボンコピーが一般的になり、原紙は薄手でなくてもよくなったが、それでも薄手用紙を使っていたような気がする。

それと同時にワープロが一般的になってきて、コピー機はプリンタになった。

そして、薄手用紙はなくなった。
コストが高いからだろう。

いつしか全ての紙は、普通紙を経て、再生紙になった。

それが時代の流れだ。

小さなところでその流れが起こっている。





| | 考えたこと | 09:52 | comments(2) | trackbacks(0) |

コメント
電子化のScan時、その薄手の紙はオートでできず、一枚ずつパッタンパッタンやらないといけなくて、苦労しました。
| SA | 2010/06/13 12:34 PM |

薄手の紙は大変だったでしょうね…。

もともと薄いから通りにくいところに、古いからクシャクシャだし、ファイルにはさまってヘンなかたがついているし、時には何か貼ってあるし、手垢で巻ぐせがついているし。

青焼きの時代の遺物です。

みんな手書きでしたからね〜。
懐かしいです。


| suzy | 2010/06/13 7:09 PM |

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