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2010.06.11 Friday
アトムの時代
今朝のドラマは、東京オリンピックの1年前。
1963年になる。 子どもが「空をこえて ラララ 星の彼方」という歌を歌っている。 ナレーションでこの年に始まったアニメーションの鉄腕アトムが人気を博した…と言っていた。 そんな昔だった。 昭和でいうと38年。 数年前に、当時のアトムがテレビで再放映された。 たしか、アトムが生まれた年で、2003年あたりだったと思う。 アニメの開始が1963年だから、40年後に生まれたという時代設定。 今のアニメから比べると、白黒でまったく感じが違う。 動きもギクシャクしているし、音も迫力がない。 当時は、これを毎週楽しみにして見ていた。 子どもに、これはすごかったと言っても、まったくわからない。 でも、あの頃はよかったんだろう。 アトムには夢があった。 素晴らしい未来、科学技術への信仰。 単に勧善懲悪のマンガではない。 アトムも時には悩み、悪者も時には悩む。 正義はどちら側にもある。 見方が変われば、正しさは変わる。 正義はそんなものだ。 最終回、アトムが太陽に飛び込んでいく場面。 地球を救うために、自分を犠牲にする。 あんな最終回は、それ以降見たことがない。 アトムの時代…、それは崇高なものがあった時代。 いつ無くなったのだろう? |
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