考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
書類一枚ベスト
出張の報告や会議の議事録など、仕事を始めると報告書を書くことが多い。
この報告書というやつ、書くときにクセが出る。

時系列に書くやつ、項目ごとにまとめるやつ、箇条書きが好きなやつ、自分のコメントが書けるやつ…。
報告書は人を表すと言ってもいい。

昔、手書きの時は大変だった。
今はワープロで書くので、消すのも移動するのも簡単だ。
昔はそうはいかない。
「あ、しまった」と思っても、あとの祭である。
消して書き直すか、それとも順番は違うが、それでも適当にごまかすか、それとも一から書き直すか、という選択を迫られる。

自分なりのスタイルを決めるまでに、いくらかかかる。
先輩の報告書を見て、「お、これはすごい」と思ったものをまねするのが一番早い。
事実の羅列なら書きやすいのだが、それをまとめて、自分なりのコメントを書き足すところが難しい。
今になれば笑える話だが、以前実験をしていたころは、細かい事が気になった。
どうして、この点はここになるのか?というような点が出てくる。
他はみんな理屈通りなのに…というような場合だ。

今であれば、笑ってその点を消す。
おかしなデーターだったのだろう。
もちろん、それが本当の場合もある。
本当という意味は、そのおかしな点が事実のデーターであり、そこには理由がある、という場合だ。
でも、そんなことはほとんどない。
今なら、それは消していいデーターだ、と判断される。

たいがい、それで間違わない。
だから、若い人がそんなデーターに悩んでいると、ほほえましくなる。

一つ、異常な点があるとき、それが本当に異常かどうか、判断できるのが実験のエキスパートだろう。

本当におかしいと思うときは、再実験しなければならない。
それが、新たな発見の可能性もあるのだ。

僕らが若いころは、「書類一枚ベスト」と言われた。
どんなことでも、A4一枚にまとめないといけない。
それが、なかなか難しい。
A4一枚にならず、2枚目、3枚目にダラダラと続けて書いたりする。
しかし、それはダメなのだ。

今なら、一枚でまとめて書ける…、というか書く。
結論は簡潔に、というやつだ。

そして、必要なら、続けて読んでください、ということで次のページから始まる。
そんな構成をとるのだ。

エラい人は、時間がないから、1枚目しか読まない…と教えられた。
事実、そうなのだ。

だから、どんな事でも、A4一枚にまとめる。

懐かしい。


| | 考えたこと | 22:41 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/234216
トラックバック