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2010.05.13 Thursday
会社
今日は25年勤めた前職の会社の宴会に誘われ、行ってきた。
遅れてしまい、まことに申し訳なかった。 しかし、25年の月日は重いことを痛感した。 25年といえば、実際に人生の半分に近い。 今の仕事を勤めて、定年までいったとしても、17年。 宴会場に着いて入ったら、懐かしい顔がそろっていた。 お世話になった人、頼りになる先輩、元同僚、そして後輩…。 25年間もいると、さすがに知識はほとんど忘れない。 死ぬまで覚えているだろう。 建屋が新しくなって、そこに移ったので場所の感覚はわからないが、部署はだいたいわかる。 もちろん、バックグラウンドもわかるから、すぐ話についていける。 今の仕事よりも、やっぱり知識は圧倒的に多い。 だから、25年の月日は重いのだろう。 しかし、みんな年をとった。 あのまま会社にいたら、そんなに違和感なくやっているのだろうが、久しぶりに会うとやっぱり年を感じる。 懐かしい。 会えてよかったと思う。 同期のヤツと、帰りに少し飲んで帰った。 あいつはエラくなったとか、あいつは海外だとか、あいつは…、と話に花が咲いた。 出てみてはじめてわかる、会社の良さが身にしみる。 何度か書いたかもしれないが、人生の半分近くを過ごした仲間はありがたい。 このありがたい、は文字通り、得がたいという意味だ。 ぼくのホームグラウンドはここだ、と思える場所。 ここで鍛えてもらったという場所。 いろんな苦労があって、報われたり、報われなかったりした。 それら全部をひっくるめて、よかったと思う。 そう思えることは幸せなことだと思う。 もちろん、自分も努力したが、みんなで頑張ったからこそ、そう思えるのだ。 やめる時に、気づいたことを思い出した。 会社で何を得たかと考えたら、それは人との出会いだ、ということ。 キャリアとか、知識とか、スキルとか、技術とか、そんなものはついでのものだ。 結局は人が一番大事。 そして、一番面白い。 そんなことを考えながら、久しぶりに電車に乗って帰った。 |
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