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2010.04.04 Sunday
捨てるに捨てられないもの
捨てるに捨てられないものがある。
人によって違うのだろうが、全くないという人はいないだろう。 クッキーやチョコレートなどのきれいな缶、箱などは何となく捨てられない。 別に入れるものがないのだが、置いておいたら使えるかと思う。 結婚式の引き出物は捨てにくい。 これ何やったかな?と思う頃に捨てるようにしている。 書き終わったノートというのも、捨てられない。 自分の文字が残っていると、捨てたら忘れてしまうという気になる。 どっちにしろ忘れるのだが、でも、見たら思い出せる事も多い。 古い資料で、たぶん役に立たないというものも少しある。 置いておいてもほとんど意味はないのだが、捨てられない。 古いギターもそうだ。 新しいギターを買ったからと言って、捨てられるものではない。 誰かがもらってくれたりすると、よいのだが…。 何かのイベントのグッズなども捨てにくい。 もう20数年前に、毎年東京の楽器フェアに行っていた。 その時にいろいろと回って、もらって回ったステッカーなど、まだ捨てられない。 もうはがしてもひっつかないと思うのだが、何となく置いてある。 昔の服もちょっとある。 やせていた頃のジーンズなど、捨てがたい。 また履けるかも…、という未練がある。 特に、ジーンズは流行の形が変わるから、昔のものは手に入らないので、よけいにそう思う。 本も捨てにくい。 今は捨てるというより、ブックオフに売りに行くのだが…。 この本は捨ててもいい、と思うものがあるのだが、なかなか売りにいかない。 何となく捨てがたいという潜在意識があるのだろう。 形のないものもある。 夢やのぞみなど。 もちろん、諦めているのだが、なかなか捨てられない。 時々、昔の夢は…、と語ったりする。 聞かされた方は迷惑だろう。 それでも、思い出したように語る。 それと同じようなものだが、後悔も捨てられない。 ああ、あの時、違う選択をしていたら…、という後悔。 未練がましく持っている。 そんなものを持って生きている。 死ぬまでには、ほとんど処分しなければならない。 残された人が迷惑だろう。 |
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