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2010.03.22 Monday
紙という媒体
紙を媒体として伝えるものというと、新聞、雑誌、本、ポスター、チラシ、カタログ、バンフレットなどがある。
そのうち、Webでも出されているものというと、…技術的には全部だ。 「技術的には」というのは、全て可能だからだ。 新聞はもう日経が始めたし、雑誌はまだやっていないが、海外では既にやっているし、ポスターやチラシ、カタログ、パンフレットなどはもうWebで見ることができる。 そして本だが、これもキンドルとかiPadというものが出てきて、可能になった。 本の中味(テキスト)をダウンロードで買うことができるのだ。 それを読むための端末が、キンドルやiPad。 本がデジタル情報になると、どういうことができるか? まず本棚が要らない。 そして、検索することができる。 何より、値段が安くなる。 複数の本を持ち歩くことができる。 百科事典などは便利になるだろう。(もう電子辞書に入っているが…) 線を引いたり、マーカーでしるしをつけるような機能も出てくるだろう。 そして、誰でもが出版できるようになる。 在庫しておく費用が要らないので、古本という概念がなくなる。 ちょうど、今音楽で起こっていることと同じだ。 となると、紙という媒体は残るだろうか。 欲しい本は、紙で置いておきたい…、と思う世代はどこまでだろう。 一定数はいるんだろうか。 今より紙の本は減るから、値段は高くなるだろう。 それだけのお金を出してまで買う人がどれだか残るだろうか。 itunesで音楽を買うように、ibooksで本を買う時代が来る。 ぼくらが生きている間に、どこまでいくのか…。 |
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