考えたこと2

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不完全な記述
楽譜というのは、音楽を表しているのだが、ほんの一部である。

コンピューターで音楽を作ってみて、それがわかった。

コンピューターで音楽を作ることを、通称「打ち込み」というのだが、その専用ソフトで昔、打ち込んだのだ。
打ち込むことによって、音楽には色々な要素があることがわかる。

音符は音の長さを表しているようだが、実際はそれは楽器によるものだ。
ピアノの場合、音をどれだけ伸ばすのかは、弾き手次第だ。
ギターもそう。
どちらの楽器も、同じ弦で(鍵盤で)もう一度同じ音を出すことで途切れるし、そうでなければ、音が減衰して消えるまで鳴っている。
だから、四分音符や八分音符といっても、それは音の長さを表さない。
発音のタイミングを表しているのだ。
スタッカートやレガートという記号があるが、それでもどれだけ音を短く(長く)するかは弾き手次第。
だから、打ち込む時には、音の発音のタイミングと、その音の長さは別々になる。
通常は、1小節を96に分け、四分音符は24、八分音符は12というふうになる。
それで発音のタイミングを決め、そして、その音の長さを入れる。
さらに、音の高さと強さがあるから、結局音符の情報は、音の高さ、発音のタイミング、発音の長さその強さという5つの情報で示される。

そうやって、打ち込んでみると、楽譜というのは案外ラフなものだとわかる。
いろんな記号があるが、それは弾き手の解釈次第だし、楽器が変われば、同じ楽譜でもまったく違う音楽になる。
オルガンとピアノでは、音符は同じでも、音を鳴らす人の解釈でだいぶ違うだろう。

ギターもそうだ。
どのポジションで音を出すかで、響きはかなり違う。
それを表すために、タブ譜というものがある。

結局は不完全な記述しかできない。

それが、楽譜というものだ。

でも、それを数値で入れるとなると、かなり正確になる。

数値化は不完全な記述をはっきりさせる効果がある。

これは、正しいと思う。


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