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2010.02.19 Friday
ゾメキトキメキ出版
NHKの朝のドラマ、今回は出版社が舞台。
ゾメキトキメキ出版というケッタイな名前の会社だ。 この会社が発心(ほっしん)という雑誌を出しているのだが、その雑誌のウリはチャレンジャー10という企画。 このページでは人間をとりあげ、その人間の面白さを描く。 なかなかうまくかけなかった主人公も、だんだんと人間の面白さを描く視点でものを見るようになり、ようやく編集部の一員となる。 今週は宣伝優先のライバル誌に大きなスポンサーを持っていかれ、ついに出版社を閉めるというストーリー。 この出版社の社長兼編集長を室井滋が好演している。 商業誌とは一線を画した路線。 あくまでも人間の面白さにスポットを当て、それを描くというのが編集方針。 気骨のある編集長。 一度雑誌を廃刊して、もう一度立ち上げている。 こんな人がいたら、ついていきたい、と思わされる。 今朝は編集部のみんなを集め、廃刊を告げる。 「すまんことです」と頭を下げる。 編集部員の再就職先や雇用保険の事とか、そういう話をするのだが…。 一方、編集部のみんなは、最後まで残ってくれたスポンサーを紹介する小冊子を作ろうとか、いろいろな最後の企画を話す。 思わず涙をこぼす編集長。 よし、それやったら、それを最後に作ろう、とみんなの企画にOKを出す。 感動の場面だった。 こういうふうに、会社はつぶれていく。 いいものが残るとは限らない。 これからのストーリーはどうなるのかわからないが、室井滋の編集長は存在感がある。 こういう人はいないだろうが、その違和感を超えた役作り。 「ゾメキ」がある。 |
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