考えたこと2

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吉田美奈子
「夢で逢えたら」という曲がある。

吉田美奈子の曲。
彼女は、山下達郎がまだ竹内まりやとつき合う前に、コンビを組んでバックコーラスをやっていた。
この吉田美奈子の兄がレコーディングエンジニアで、山下の初期のLPはほとんど彼がミックスダウン(最終のレコードに音をまとめること)をしていたはず。
もちろん、吉田美奈子自身もソロシンガーとして玄人受けしていた。

この「夢で逢えたら」は大滝詠一の作詞作曲。
あのナイアガラのサウンドではないが、いい曲だ。
いろいろな人がカバーしているが、1976年のオリジナルが一番だと思う。
彼女の声に合っている。

吉田美奈子のもう一つの顔は、作詞家である。
山下達郎のLPで、作品は聞ける。

まだLPレコードだった時代。
アルバム名でいうと、Circus Town、Spacy、Go ahead!、Moonglow、Ride on time、For youなど、山下達郎の全盛期(だと思う)の曲。

「Last step」、「素敵な午後は」、「ついておいで(Follow me along)」、「永遠のFull Moon」、「Rainy walk」、「愛を描いて-Let's kiss the sun-」、「いつか(Someday)」、「Music Book」、「Love Talkin'(Honey It's you)」など。
全て作詞は吉田美奈子。それに山下達郎が曲をつけた。
これらが、山下達郎の代表曲だと思う。

実際、これ以降の曲はあまりいいものがない。(ファンの人はごめんなさい)

山下達郎らしさは、これら70年代、80年代の中盤までの曲に表れている。
最初のLPであるCircus TownはA面はニューヨーク、B面はロスアンゼルスで録音した。

吉田美奈子の歌詞はイメージをちりばめたようなもの。
それと山下達郎の曲がよく合う。

 街はとっくに静まり
 時よもどってあの日へと
 あなたの胸に 包まれながら
 このままいたいよ ずっと

 Dancing rhythmにのり
 恋を忘れるため

この頃の曲は本当に山下達郎のルーツであり、素晴らしい。

それらは、吉田美奈子とのコンビで書かれたものだ。

竹内まりやとの結婚を境に、共作の曲はなくなった。
それとともに、山下達郎の名前は何となくなじみがなくなった。
逆に、レコードセールスは上がったのだが…。

日本のポップスを語る時、吉田美奈子と山下達郎という二人組は入るべきだと思う。


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