考えたこと2

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フォークソングの時代
前回に続いて書く。

高石ともや、遠藤賢司、高田渡、友部正人、加川良、ガロ…。

懐かしい名前だ。
これらの人は60年代〜70年代前半に流行ったフォークソングの人たち。

高石ともやは、受験生ブルース。
遠藤賢司は、カレーライス。
高田渡は、自転車にのって。
友部正人は、一本道。
加川良は、教訓?。
ガロは、一人でゆくさ。

それぞれ、ぼくの知っている代表曲。

受験生ブルースは有名だろう。

 おいでみなさん 聞いとくれ
 おいら悲しい受験生

という歌詞だ。

カレーライスは少しマイナーだ。

 君もネコもみんな
 みんな好きだよ カレーライス

それがどないしてん、というツッコミができそうな歌詞。
何とも倦怠感のある歌い方。
ウクレレも弾いていた。

自転車にのって、は結構有名かな。

 自転車にのってベルを鳴らし
 あそこの原っぱまで

これも、今なら考えられない歌詞だろう。
でも、あの頃なら、許された。

一本道は、かっこいい歌だった。

 ふと後ろをふり返ると
 そこには夕焼けがありました

なんか、男、という感じ。

教訓?は反戦歌。

 命は一つ 人生は1回だから
 命を捨てないようにね
 あわてると ついふらふらと
 お国のためなどと言われるとね

こんな歌もありました。

ガロは好きだった。
一人でゆくさという曲は、いったいどんなギターを弾いているのだろう?と思った。
実際は特殊なコードの押さえ方をしていて、響きが独特だったのだ。

 一人でゆくさ 誰もいないさ
 もう大人だぜ 一人でゆくさ

3人のグループ。コーラスもうまかった。
後日、学生街の喫茶店がヒットするが、これは本意ではなかっただろう。
美しすぎて、という曲のB面だったのだが、流行ってしまった。
トミー、マーク、ボーカルという3人組。
トミーは自殺してしまった。

どの曲も、流行はしなかった。
でも、当時フォークソングを聴いていた人は知っているだろう。

懐かしい名前たち。

このすぐ後に、吉田拓郎が出てきて、ヒットした。
それは悪いことではないのだが、そこを境に歌が商業ベースにのってしまった。

上の曲は、もっとのんびりしていた頃。
1960年代後半〜70年初頭くらいまでだ。

今の若い人にいっても、ちんぷんかんぷんだろうなあ…。

| | 考えたこと | 00:00 | comments(2) | trackbacks(0) |

コメント
友部正人、加川良なんて、僕らの世代には、ボブディランばりに、反戦の雰囲気の中である種ヒーローでした。
おっしゃるとおりの懐かしい面々のあとに、吉田拓郎、陽水、荒井由美と続くわけですね。オフコースとかも。もう若者文化は、商業主義へ、消費文化の時代へです。
昨日BSで井上陽水の特集を4時間ぐらいやっていたので、嫁さんにそこの流れをしゃべってたんですが、やっぱりかなりチンぷんカンだったんで、共有できてすっきりしました。
でも陽水は、今に至る活動の集積が、思ってたよりすごい人だなと思いました。阿佐田哲也との親交とかも知らなかった。
| sandasun | 2010/02/12 7:09 PM |

その通りですね。

彼らの歌の後、商業主義へ、消費文化の時代へ、ということです。
それが悪いとは言えませんし、却って良い面もあるんですが、歌の作られ方が違うような気がします。

陽水の特集は見そびれました。
残念です。

でも、その商業主義、消費文化から、今やコピー可能なデーターになってしまったのですから、スゴイ勢いですね。

消費文化から、複写文化へ、というところでしょうか…。


| suzy | 2010/02/13 1:04 AM |

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