考えたこと2

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「友よ」と「遠い世界に」
こないだ、岡林信康のことを書いていたら、思い出した。
「友よ」という歌。
この歌もあの時代(1960年代後半)によく歌われた。

「遠い世界に」と並んで、あの時代に歌われたのではないか。

 友よ夜明け前の闇の中で
 友よたたかいの炎をもやせ
 夜明けは近い 夜明けは近い
 友よこの闇の向こうには
 友よ輝く明日がある

「たたかいの炎をもやせ」というところが、あの時代らしい。
1968年のリリース。
全共闘が盛んな頃、その空気を表している。

「遠い世界に」は1969年のリリース。
1年ちがいで、だいぶ歌の雰囲気が違う。
もちろん、作者が違うのだが、どちらもこの時代の空気を表している歌だ。

この時代、何ともいえない閉塞感があった。
ベトナム戦争の時代。
日本人のアメリカに対する相反した気持ちのあらわれのような気がする。

戦争は悪い、資本主義は悪い、帝国主義は悪い、安保は悪い…。

みんなそんな空気にのまれていた。

今よりも貧しいが、今よりもエネルギーはあった。
そのエネルギーのやり場を求めた若者が、みんなで歌ったのだろう。

ぼくらはそれを横目で見ていた。
まだ小さかったからだ。

しかし、今でも覚えている。

「友よ」と「遠い世界に」。

あんな時代があった…。


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