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2010.01.28 Thursday
ダブル・エージェント
二重スパイのことをダブル・エージェントという。
最近はあまり聞かない言葉。 ドラマの中で使っていた。 当然、トリプル・エージェントは三重スパイのこと。 ダブル・エージェントはこちらのスパイと見せかけて、実は敵方のスパイということになる。 潜入した先で、情報を取るフリをして、こちらにウソも交えて報告し、実はこちらの情報を敵方に報告している。 信頼されるためには、時には本当の事も伝えないといけない。 そのあたりのさじ加減が難しい。 トリプル・エージェントになると、もっとややこしい。 潜入した先で、情報を取るフリをして、こちらにウソも交えて報告し、その実はこちらの情報を敵方に報告するとみせかけて、実際はいざというときに、こちらに都合のいいことを流す。 三重スパイになると、何が本当で何がウソか、わからなくなる。 当然、その人がダブル・エージェントやトリプル・エージェントだと知っているのは、組織のトップになる。 それ以外の人には知らされない。 誰もが知っていたら、すぐにばれるからだ。 こうなると、難しいだろうなあ。 誰が自分のことをわかってくれているのか。 孤独でつらい仕事だろう。 ほとんどの人を欺いて生きている。 ほんの数人だけが、本当の自分を知っている。 想像はできない。 そんな状態になることは、今さらないが、よほどの精神力が必要だ。 自分を越えた何かのために…、というミッションが必要だろう。 むかしは、それがイデオロギー(○○主義)だった。 今はそれに宗教がプラスされたような気がする。 世界のどこかで、そんなエージェントが活動しているんだろうなあ。 |
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