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2010.01.26 Tuesday
火鉢
昨日はこたつの話だったが、そういえばもっと昔は火鉢もあった。
うちは昔祖母の家と隣り合わせで住んでいたので、ぼくはいつも祖母の家に行っていた。 小学校1年の時に引っ越しして、今の実家にかわった。 祖母の家には火鉢があって、ちょうどこたつの横に置いてあった。 直径40センチくらいあったろうか。結構大きな火鉢だった。 灰がいっぱいになっていて、その中に真っ赤に焼けた炭を入れる。 あまり覚えていないが、祖母が手入れしていたのだと思う。 上に網を置いて、餅を焼いたりできる。 調理道具にもなる。 暖房と調理のどちらにも使える、というのはスグレモノだった。 火箸で時々灰をかけたりして、燃え方を調整する。 手をかざして暖をとるだけではない。 火鉢はそれ自体も少し熱をもつ。 だから、それを抱くようにして座ると暖かい。 ただし、火鉢にふれている部分以外は寒い。 これは局所暖房の弱点だ。 しかし、この火鉢、今となっては懐かしい。 昔からの知恵。 火鉢型をした、石油ストーブとか、作っても面白いかもしれない。 |
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