考えたこと2

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こたつ
今日のニュースで、みかんの消費量が減っていると言っていた。
’78年から毎年減り続け、今はピーク時の3割しかないとのこと。

原因はたくさんある。
オレンジの輸入自由化や、それによるみかん以外の柑橘類への転換など。
農中総研というところの、調査と情報 2009.1によるとそのような事が書いてある。

しかし、今日のニュースの中で卸売り市場のオジサンが言っていた言葉に、そうか、とうなずいた。

「こたつが減ったからなー」

なるほど。
たしかにこたつが減ると、みかんは減る。

昭和40年代はまだリビングは居間と呼ばれ、畳が敷いてあった。
冬になると、こたつが出てきて、真ん中に置かれる。
紅白歌合戦も、レコード大賞も、こたつの中で見た。
そんな時、カゴに入ったみかんが出てくる。
みんな、それを食べていた。

ライフスタイルが変わったのは80年代(昭和55年)以降だろう。

居間がリビングと呼ばれ、板間がフローリングと呼ばれるようになった。
そのころから、こたつは減りはじめたのだろう。

昔は下宿と言えば、万年床、万年こたつだった。
夏は電気を入れないが、こたつは出ている。
冬になると、布団をかけ、そのまま寝たりする。
時にそれが原因で風邪をひいたりもしたが、便利な暖房具だった。
局所暖房の極み、エコというならこたつだ。

しかし、今はフローリングが増えて、ホットカーペットやエアコン、ファンヒーターなど、暖房具も灯油のストーブ以外のものが増えた。

今ではほとんど見かけなくなったが、筒型の灯油ストーブ、アラジンを使っていた。
今でもある。http://www.aladdin-aic.com/products/bf/index.html
あの、ブルーの炎は忘れられない。

話はそれたが、そんな風にして、こたつの文化がなくなっていったのだろう。

うちの実家はまだこたつが現役だ。

だから、みかんもカゴに入って出てくる。

意外なところで、時代が変わっていたんだなあ。


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