考えたこと2

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理想
理想は持つべきだ。
いろんなことに対して、持てばいいと思う。

しかし、現実も知らないといけない。
しばしば、というより、ほとんど理想は理想でしかないのが事実。
それをわかった上で、少しでも理想に近づこうとすること、それが普通だと思う。

若い人は大人の世の中の現実を知らないから、理想のまま生きようとする。
そこで挫折し、だんだん現実を知っていくことが、大人になるということだろう。

大人は理想を持っているが、一方で現実も知っている。
現実というのは、人間の真実だ。
人間はフェア(公正)ではない。世の中にはたくさんのアンフェア(不公正)がある。
そのアンフェアさを知って、それに対処して生きていくことが必要だと思う。

もともと自分の見方がフェアかどうかもわからない。
いろんな立場の人がいる。
物事をいろんな側面から見ないと、何がフェアかということもわからない。
そういう意味で、対象を相対化することが大事だ。

例えば、運動会。
順番に走らせたら、大きな差がつくグループができて、かわいそうだから事前にタイムを計って、近いもの同士を走らせる。
それがフェア、というのも一つの見方。
それは、走るのが遅い生徒の救済になるから、アンフェアだ、というのも一つの見方。
一つのことに対して、二つの見方ができる。これが対象の相対化だ。

何事であれ、順位をつけるのはよくないというのも一つの見方。
だから、絶対評価で成績をつける。
そんなことをしても、内申書は相対評価でつけるのだから、そんなことは意味がないというのも一つの見方。
世の中では、相対評価なのだから、間違っているというのも一つの見方。

そうやって、相対化した上で、自分は何が正しいと思うのか。

そこで理想が必要になる。

理想を持っていない大人も、現実を知らない大人も、どちらも困った存在になる。

理想を持っていて、その上で現実も知って、そこで両方を妥協させることができる人が大人だろう。

言うは易く行うは難しとはこのことだ。


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