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2010.01.06 Wednesday
キムタクの英語
キムタクが得意の英語で、スーザン・ボイルに話しかけたが、英語だとは思われなかったという場面。
週刊誌で話題になっている。 今年の紅白歌合戦。 そりゃそうだろう。 あの場面、スーザン・ボイルは歌を歌う直前で、だいぶ緊張していたし、まさか日本のタレントが英語で話しかけてくるとは思っていない。 英語を話さない、と思う相手が何を言ってもダメだ。聞く気がない。 言葉とはそういうものだ。 通訳に聞いてわかったというオソマツ。 まして、彼女はスコットランド生まれだから、英語はだいぶなまっている。 言葉によるコミュニケーションは35%という統計をみごとに裏付けた。 あの場合、言葉以前の情報で、英語は話さない、というコミュニケーションが成り立ってしまったということだろう。 場面、年格好、それまでの状況から、彼が英語で話すわけがない、というイメージをうえつけた。 まして、英語の通訳が付いているのだから、そう思うのは当たり前。 だれがやっても、そうなっただろう。 どうやったら、よかったか。 事前に(ステージに上がる前に)キムタクが直接英語で話していれば、そんなことはなかっただろう。 この人は英語で話しかけることができる、という情報をわかっていれば、対応できたはず。 通訳が、今からこの人が英語で話しかけますよ、と言っておいてもよかっただろう。 それができなかった、ということは、アドリブだったのか…。 それはムチャだ。 そんなに英語でコミュニケーションできると思っているとしたら、かなりメデタイ。 ぼくらも、外人がカタコトの日本語でいきなり話しかけてきたら、きっとわからないはず。 それも、外国に行って、そういう状況になるのだ。 「ワータシハニホンゴスコシハナセマース」 「Oh, I'm sorry. I can't understand your English.」 人間、考えられないことは、起こらない…、というか、起こらないことになっている。 だから、コミュニケーションは面白い。 |
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