![]() |
2010.01.03 Sunday
ゴールデン・グローブ賞
アメリカのショービジネスの賞である、ゴールデン・グローブ賞の歴代の受賞者を見た。
すごい賞だから、もらってうれしいのは誰も同じ。 さすが、ショービジネスの世界の人だけのことはある。 出てくる人はいずれもどこかで見たことがある。 世界的に有名な俳優、ドラマでちょっと見たことがあるかなという俳優など、いろいろいたが、どの人も感激していた。 ノミネートされた人が、バーティ会場に集まっているのだろう。 その瞬間までわからないのか、それとも事前に知らされているのか、それはわからない。 でも、ショーをテレビで見ているかぎり、その時に知らされているようだ。 何せ、一人の女優は受賞の瞬間に、トイレに行っていて、その間ロビン・ウィリアムズ(客席からの飛び入り)が間を持たせていたくらいだから。 どの人も受賞して謝辞を述べる。 だいたいの人は、ゴールデン・グローブ賞を運営している団体に謝辞を言っていた。 大御所になったり、何度も受賞している人は別だったりするけど。 しかし、感心するのはいずれも笑いをとることを忘れないということ。 あれはジョークというのかどうかわからないが、何かひと言笑いをとる。 まるでそうするのが礼儀みたいに、笑いをとる。 ショービズの世界だからサービス精神旺盛なのか、ああいうパーティ形式の授賞式だからか…。 そういう雰囲気でもある。みんな笑顔というより、笑い顔で何かを期待しているという感じ。 そういう場面で、笑いを取れるからこそ、賞をもらえるのだろう。 賞をもらって、謝辞を言いながらトロフィーをいじっていて、壊した人もいた。 また、それをネタに笑いをとる。 日本なら、主催者側が走ってきて、トロフィーを交換するとか何かあるのだろうが、そんなことはおかまいなし。 壊した方も、悪びれることなく同じ調子でしゃべる。 ああいう時に笑いをとるのは、日本人は苦手だ。 マジメだからいいというものではない。 授賞式だから、笑ってはいけないという雰囲気もある。 人前で話すときには、何かひとつは笑いをとらないといけない。 聞く方も、そういうところをわかって聞いてほしい。 もちろん、マジメな席はあっていいし、そういうところでは笑わない。 でも、話し手が笑いを求めていても、暗黙の了解事項のように、笑わないという雰囲気もある。 緊張も大事だが、緩和も大事なのだ。 それを少しわかれば、日本の式ももっと面白くなるだろうと思う。 |
![]() |