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2009.12.23 Wednesday
ビンゴゲーム
昭和30年代生まれのぼくらにとっては、ビンゴゲームというのは大人になってから知ったものだ。
子どもの頃にはもちろんなかったし、当たり前のようにやるようになったのは、90年代になってからではないか。 最初にやったときは、仕組みがわからなかった。 番号が読み上げられ、カードに書かれた数字をみる。 ひとりずつ、別々のカードが配られているところがわからないと、わけがわからない。 それがわかれば、あとは縦横ななめで番号がそろえばいい。 列の残りの番号が一つになったら、リーチと叫び、あとは待つだけ。 90年代初めだったと思う。会社のエライ人を集めて宴会をやった。 もちろん、ぼくらより上の年代はほとんどビンゴゲームを知らない。 その宴会の進行をやった。 ビンゴゲームのことを知らない酔っぱらいに、教えるのは至難のワザだ。 ワイワイ言っている人たちに、とりあえずビンゴの説明をした。 「わかりましたか?」 「わかりませーん」 どこにでもイチビリはいる。 散々苦労して、ゲームを開始した。 あのゲームは、最初はなかなか当たりが出ないが、ある時点を越えると、一気に当たり始める。 「当たりはあるのか〜」 と騒いでいたギャラリーも次第にやる気になって、ようやくそれらしくなった。 今でこそ、ビンゴといえば老若男女に通用するが、90年代初めくらいには、ビンゴゲームはそんな状態だった。 2009年の今となっては、信じられないことだろうが…。 |
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