考えたこと2

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生計は…
会社には独特の言葉がある。
それが会社の文化をつくっているのだろう。
もちろん、専門用語はあるが、それ以外にも部署の名前など、今となって考えてみればオカシイものもある。
ただ、そこにいる時は、あまりにも当然で気がつかなかったりする。

ぼくの元いた会社は関西の会社だった。
関西人は何文字かの単語を短く略すのが通例だ。

天神橋筋六丁目は天六、百七十一号線はイナイチ、ミスタードーナツはミスド、アメリカン・スタンダードはアメスタという具合。

この調子でいくと、生産計画という部署はどうなるか?
当然、生計となる。
社内にいるときは、生計という言葉が部署名だとわかっているし、そういう使い方をする。

「生計にも連絡しといて」

などと使う。
これは何の不思議もない。

でも、普通は生計といったら、「生活していくための経済的手段」の意味だ。
○○で生計を立てる、というふうに使う。

会社を一歩離れると、頭が切り替わって、生計は普通の意味になる。
この切り替えスイッチは身体にしみこんでいる。

会社によっては、品質保証を品証(ヒンショウ)といったりするようだが、ウチの会社は品保(ヒンポ)だった。
どっちもどっちだが、まだ品証の方が品質保証という感じがする。
全く知らない人は品保と聞いても、品質保証だとはわからない。

生技(セイギ)というのもあった。
これは生産技術のこと。これも、ワープロで変換すると「正義」が普通は出てくる。
ワープロ泣かせの略称だ。

技術管理は技管(ギカン)、研究管理は研管(ケンカン)。
これも、昔は辞書に登録した。

もっとわけのわからない略称もあったが、みんな普通に使っていた。

それでも、会社を出ると、スイッチはちゃんと切れる。

これらが、社風というのを生み出しているのかもしれない。

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