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2009.12.08 Tuesday
クライメイトゲート事件
地球は温暖化しているという印象を持っている。
というのは、冬に霜柱ができないし、つららもできないし、夏は熱帯夜がずっと続くし、台風は秋まで来るし…、いろいろなことから、そう思うのだ。 しかし、2009年の11月に事件が起こったらしい。 イギリスのイーストアングリア大学の気候研究ユニットのコンピューターに誰かが侵入し、1000通以上のメールをハッキングして公開した。 それによると、地球温暖化の議論でよく使われる、ホッケースティック曲線が、ねつ造されているとのことらしい。 20世紀以降に気温が急上昇したという曲線。 さらに、地球温暖化を疑う学者たちに対し、圧力をかけたとのこと。 これは、ウォーターゲートの事件をもじって、Climategate(クライメイトゲート)事件と呼ばれている。 そして、これはCOP15(国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議)を揺さぶる目的でハッキングされたという噂。 内部告発かもしれない。 今から始まろうとしている、デンマークのCOP15でこのことが話題になるだろうとの予想だ。 まあ、信憑性はかなり高そうだから、話題になるだろうなあ。 しかし、日本ではほとんど報道されていない。 新聞でも、週刊誌でも、見出しにすらなっていない。 これほど温暖化に関心があるのに、どういうことか。 地球温暖化キャンペーンに反するものは、載せないのだろうか。 よくわからない。 いろいろなブログに書いてあるし、wikipediaでも出ているし、マイナーな週刊誌には出ている。 この頃になって、少し大手も書き始めた。 クライメイトゲートが問題ではなく、クライメイトゲートが報道されないことが問題だ。 報道しようがしまいが、ぼくらの感じている温暖化に対する思いは変わらないし、それが長期的なものなのか、過去1000年にさかのぼって見たら、あきらかに温暖化しているのかどうかもどうでもよい。 しかし、事実として(あるいは噂として)そういうものが報道されないというのは問題だ。 こういう風にして、マスコミは世論操作をするのか…。 インターネットが普及して、そういうこともできなくなるという時代になって、よかったと思う。 |
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