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2009.08.05 Wednesday
呼びかけ
呼びかけ、わかりますか?
卒業式の割りゼリフのことです。 これは平成の新語だと思っていたら、昭和の末期でも使われたらしい。 ぼくは今日初めて知った。 卒業生がみんな並んで、ちょっとずつセリフを割って話す、あれです。 一人が、「がんばった〜」と言ったあと、全員で「うんどうかい〜」とかいうヤツ。 ぼくは実際には見たことがないけど、あれは何となくオカシイ。 何で、みんなでやるんだろうか。 ぼくらの頃は、卒業生の総代が一人で答辞を読んで、それを折りたたんで校長に渡していた。 そういうものだと思っていたら、いつからか変わっていた。 なぜだろう? 卒業生総代を決めて、一人だけ前に出て話すのを嫌ったのではないだろうか。 成績を絶対値でつけるというのと連動しているのかもしれない。 みんなにさせてやらなければ、かわいそうだ…ということか。 泣かせる言葉で、親も先生も卒業生も在校生も感動するものになっているらしい。 ネットで調べたら、指導方法とか、文例集ばかり出てきた。 今ごろはたくさんの人が泣くらしい。 男も女もだ。 無理やりに感動させられる。 昔と比べてばかりで申し訳ないが、ぼくらの頃はほとんど泣く人はいなかったと思う。 感動しなかったワケではないが、人前で泣くのは恥ずかしいという思いもあっただろう。 昭和ヒトケタの親たちは、静かに見守っていた。 ぼくも泣きたい時はあるが、無理やり感動させられるのはイヤだ。 何度も練習して、声を揃えて、やらせているのだ。 そんなことを何度も練習するのか…。 別に悪いと言っているわけではない。 何となく、うさんくさいと思う。 小学生でも、本当にお世話になったとか、この学校は楽しかったとか、あの先生はよくしてくれたとか、もし思えば卒業式の日に別れるのは悲しいだろう。 ぼくは、「仰げば尊し」を歌った時、「ああ、この歌はいい歌だ」と感動した。 小学校でも、中学校でも、高校でも、やっぱり「仰げば尊し」を歌った。 今は歌わないという。 先生が、自分は尊くないから、歌うのはやめようと言ったのだろうか。 君が代とセットだからやめたのだろうか。 ぼくはそれぞれの人が、それぞれの気持ちを持って、式を執り行えばイイと思う。 呼びかけもやったらいい。 でも、無理やり感動させるためにやるのは、やっぱりオカシイと思う。 だから、あまのじゃくかもしれないが、うさんくさいのだ。 ちなみに、ネットで検索すると、こんなのが出てきました。 オソマツ。 読み方のこつ ・どこに感情を入れて読むのか、文章のサビを見抜く。 ・劇のようにメリハリをつけて読む。 ・口形を大きくし、一つ一つの言葉をはっきりと読む。 指導方法 ・読み方のこつを、まず教える。 ・文章のサビはどこか、どこを劇のように読むのか、考えさせノートに書かせる。 ・個別練習、個別評価を徹底しておこなう。個人練習ができた子からこさせ教師が個別評価&アドバイスをする。 ・全体でやるときにはストップをかけない。時間の無駄、教師の怒鳴り声を聞いているうちに待っている子が嫌になる。 ・自分の言葉がない子は、教師と同じように判定員をさせる。 教師側の押さえなど ・文章の作成前に、子どもからアンケートをとって光る言葉を探す。 ・その年の社会事象を入れるとよい。 ・倒置法や体言止めが、耳に残る。読んでいい文章と耳に残る言葉は違う。 ・ようす(行動)が目に浮かぶ文章が、心に残る。 ・呼びかけの一番の子は、声に張りがある子がよい。 ・オーディションをおこない声に張りのある子を探す。 ・本番では緊張して早くなるので、練習ではゆっくり目に言うようにする。 |
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