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2009.07.22 Wednesday
Have a style
ドラマを見ていたら、「彼は粋ですよ」というセリフがあった。
どんなふうに言うのかなと思ったら、"He has a style."という。 この場合のaは「たくさんあるウチのひとつ」という意味だろう。 彼には一つのスタイルがある。 彼には一つの流儀がある、と言うべきか。 「粋」というのは、関東の言葉とされる。 意味は、「身なりやふるまいが洗練されていて、格好良いと感じられること。また、人情に通じていること、遊び方を知っていること」。 鬼平犯科帳を読んでいると、主役の長谷川平蔵のふるまいを粋だと思う。 密偵へのいたわり、仕事へのこだわり、役職に対するいさぎよさ…、ひと言でいうと、粋だ。 作者、池波正太郎が愛したものだろう。 styleという言葉で表せるとは思わないが、このドラマではいい感じだった。 He has a style. そんなふうになりたいが、なりたいと思ってなれるものではない。 何か、ゆるぎない生き方の哲学を持っていないといけないと思う。 それが"style"の元になるものだ。 ぼくはまだまだそんな境地にはいけない。 一生かかっても、ムリだろう。 でも、中にはいける人がいる。 どこに違いがあるのか…。 |
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