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2009.07.07 Tuesday
七夕
七夕の「たな」は「七」と書く。
これ以外に七をたなと読む単語はないだろう。 なぜ七が「たな」になるのだろうか? もともと、これは「しちせき」と読んだらしい。 七夕だから、しちせきと読むのは当然だろう。 これは宮中の行事であり、五節句の一つ。 ところが日本には、織女の伝説があり、はたおりのことで「棚機」と書いて「たなばた」と読むとのこと。 この棚機(たなばた)が、五節句の一つの七夕(しちせき)が民間に広まった時に混同され、たなばた=七夕になったという説がある。 だから、七をたなと読むというよりも、七夕を「たなばた」と読むといった方がいいだろう。 全く違う意味の言葉が入れ替わったのだ。 小さい頃、七夕の短冊に願い事を書いて、笹の葉につけた。 うちの近所のダイエーの通り道に、近所の子供会や幼稚園の笹が飾ってある。 いろんな短冊がある。 「さか上がりができるようになりますように」とか、「25メートルクロールで泳げますように」とか、かわいらしいことが書いてあった。 ぼくらが幼稚園の時も、うちの子が幼稚園の時も、今の幼稚園の子も、短冊に願い事を書いてつっている。 天の川銀河は生まれて100億年以上経っているかもしれないが、その年数と比べたら、人間の一生など一瞬だ。 というより、人類の歴史が一瞬というべきか。 そんなとてつもない時間の中で、人間は生まれたり死んだり…、いつまで続くのだろう。 たまには、そんなことも考えながら、夜空を見上げたい。 |
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