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2009.05.30 Saturday
さぎられる
また、新しい言葉を覚えた。
「さぎられる」という言葉だ。 意味がわからない人もいるだろうが、漢字で書くとわかる。 「詐欺られる」である。 次男の友だちが、オークションで詐欺にあったかもしれない、というのを「詐欺られたかも」という風に使っていた。 意味はわかるが、「さぎられる」というのはどうしたものか…。 詐欺をするときは、当然「詐欺る」と使うのだろう。 さぎらない、さぎります、さぎる、さぎるとき、さぎれば、さぎれという風に活用する。 詐欺は名詞であり、動詞ではない。 でも、動詞として使いたい時に、「る」や「られる」をつけて動詞化する。 前に、「お茶する」というのを書いたが、あれはまだましだ。 サ変動詞の法則に従っている。 日本語の動詞は普通「ウ段」で終わるが、無理やり動詞化したのが「詐欺る」だろう。 本来なら、「詐欺にあう」とか「詐欺をはたらく」というのだが、その「詐欺」に対する動詞がわからない時に「詐欺る」というのではないか。 どうも「詐欺する」というのは違うみたいだから、いっそのこと略してしまえ…という気持ちが働く。 そんな気がする。 「カモる」「カモられる」というのと同じパターンか。 これも、カモにするというのが、今やカモるになってしまった。 そのうち、「詐欺られる」も普通の言葉になるかもしれないなあ。 |
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